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    43. 44.インフルエンザ豆知識
    44. 45.SOS
    45. 46.おしっこのはなし
    46. 47.メタボリック症候群
院長のエッセイという名のこぼればなし
開院当時から院内で公開してきたエッセイです。
通常の診察では伝えきれない、日常の健康に関するお話、
母として感じたあれこれを紹介いたします。

14.やぶやぶカルタ

先日60歳以上の方のやすらぎ学級というのに、講師として招かれ、おもしろネタ集から、やぶやぶカルタを作って、そのなかで、健康を考えるヒントになるよう、少しお話をする機会を頂戴し、行って来ました。そのときのカルタをご披露いたします。
当日は一つ一つその裏話なども含め、楽しくお話しました。今日は紙面の関係上詳しく説明できませんので、いくつかだけ拾って解説しますが、要するに、藪医者と藪患者と、藪制度のなかで、いかに、自分は銘患者になって、健康を維持するかのヒントになればと思います。決して藪患者のまねをなさいませんよう、お願いします。

  • い:医者の養生患者の不養生(健康)
  • ろ:六十はまだまだ若いと医者がいう(説明)
  • は:八十で死ぬの忘れたぼけ亭主(老人ぼけ)
  • に:鶏もかかるインフルエンザ(予防接種)
  • ほ:他の人のもらった薬はほかのもの(患者)
  • へ:へそのごまとっても腹痛おこらない。(健康)
  • と:年のせい、言われなくてもわかっている。(説明)
  • ち:血が出たら、とにかく医者に相談を。(がん)
  • り:利尿剤小便出るからのみたくない。(薬)
  • ぬ:塗り薬あなどるべからず(薬)
  • る:留守番ができるうちは家にいる。(老人ぼけ)
  • を:老いては主治医に従ってよね(説明)
  • わ:笑う患者に服薬足りる。(健康)
  • か:解約してたくてもできない介護保険(制度)
  • よ:よかったとおもえぬ亭主の長生きを(夫婦)
  • た:タバコより身体に悪い嫁の愚痴(生活習慣病)
  • れ:レントゲンとらなきゃ異常もうつらない。(健康)
  • そ:卒業していないくせに詐称する。(患者)
  • つ:連れ合いを亡くした亭主ぐっとふけ、連れ合い亡くした女房若返り。(夫婦)
  • ね:年金を払わぬ人がコマーシャル(制度)
  • な:治りかけ、違う風邪にまたかかり。(患者)
  • ら:楽してやせる方法あったら、おしえてほしい。(生活習慣病)
  • む:息子さん、出会ってみたら「おじいさん」(老老介護)
  • う:うそつきは医者のはじまり(告知)
  • ゐ:医者の言葉も信心から(関係)
  • の:のんでいる薬の数さえわからない。(老人ぼけ)
  • お:おなじみさん顔パス注文「いつもの」薬で(患者)
  • く:腐るよといわれて手術決心し。(患者)
  • や:藪医者と呼んでるあなたが薮患者(患者)
  • ま:間違った薬はのまない方がまし。(健康)
  • け:携帯のメールうてば、たいしたもの(老人ぼけ)
  • ふ:不意にきた不安に眠れぬよるもある。(老人ぼけ)
  • こ:こんなにも放っておいてとしかれる(患者)
  • え:塩分控えた料理にしょうゆかけ(生活習慣病)
  • て:手遅れといえども打つ手はきっとある。(余命)
  • あ:頭いためまい耳鳴り、MRI(検査)
  • さ:採血の前の日だ休肝日(患者)
  • き:効く薬だせどものまねば、効くはずない。(薬)
  • ゆ:ゆっくりと悪くなったら、ゆっくりなおす。(健康)
  • め:めがねやのおやじに肝臓診断され(患者)
  • み:みのもんた、あんたは医者か!弁護士か!(テレビ)
  • し:白い物とりすぎ注意塩、砂糖(生活習慣病)
  • ゑ:ええかっこしようとおもえばまず健康(健康)
  • ひ:貧乏受診なし(患者)
  • も:物忘れ書いたメモをまた忘れ(老人ぼけ)
  • せ:説明の言葉に通訳やといたい。(説明)
  • す:すいません。たばこになんどもあやまって。(生活習慣病)
カルタする子供達

医者の養生患者の不養生

い:医者の不養生というのが慣例句なのですが、最近は禁煙するのもきちんと薬をのむのも医者という人種のほうが、率としては多くて、ともすれば、体を休める、休暇もきちんと医者がとっていて、患者さんのほうが、不養生になりがちです。健康を過信して、無理をしないのが、一番大事です。あとは、早期受診、健康診断のすすめ、癌検診の受診のすすめを思い出してください。

鶏のかかるインフルエンザ

に:鶏の事件で鶏肉を食べる食べないを言うよりも時期には予防接種を受けられるのが、いいでしょう。

老いては主治医に従ってよね

を:治療に際しては、医者との関係をよくして、注意はよくききましょう。病状が良くなってきてないときは、自分では、やっているつもりの努力が効果的でないかもしれません。

塩分控えた料理にしょうゆかけ

え:塩分の控えめの料理にしていてもお醤油をかけてしまえば、控えたことにはなりません。そこのところよーく反省してほしいものです。

藪医者と呼んでるあなたが薮患者

や:藪患者さんは「先生、明日までによくしてほしいんやけど 。」とよくいいます。1週間も前から咳をしているのに、受診せずに無理をして、あした、老人会の旅行があるから、風邪を治していきたい。「無理です。」といいつつも、ある程度、いろいろお薬をだして、結局のところ、無理をして、旅行にいって、また、違う症状の風邪をもらってきてしまう。な:そういうおじいさんに心当たりはありませんか?医者嫌いと自慢げにいって、なにか調子が悪いと、他の人がのんでいるお薬をもらってのむ。 ほ:そういう人もいませんか。笑い話ですが、「おかあちゃんのもらっていた、漢方薬もらってのんだら、調子よくなった」という、30代の息子さん、「おかあちゃんには更年期障害の薬だしてんやけど」の言葉に愕然とされていました。

医者の言葉も信心から

ゐ:医者の言葉も信心からで、一度信用して言うことをきいてみましょう。人の言うことを聞くのはいいですが、め:「以前肝臓が悪いと言われました。」「どこでいわれたのですか」「○○眼鏡店」などという会話がありました。眼鏡屋さんもたぶん顔色が悪いなどで、判断され、親切でいってくれたのでしょうが、血液検査や、超音波検査をしてもらって、言われた肝臓の異常というのと、めがねやさんにいわれた「肝臓わるいのでは」との言葉は意味が違うので、言う方も、聞く方も言葉を選んでほしいと医者は思います。 み:みのもんたの言うことだけを信じないで下さい。

おしまいに

今回のカルタには夫婦の微妙な心理を歌った物がありますが、大抵は実際の患者さんの言葉から頂戴したものです。 は、よ、つ、実は、ご主人を早くに亡くされたかたは、結構、つらかったことなど、お話下さるのですが、長生きされている場合に、にくまれぐちをおっしゃる奥様が多いのは事実です。世のお父さんに警告「若いうちから奥さんを大事にしておきましょう。」 でも奥様も介護される側になるとき、お世話してくれるのが、旦那さんかもしれないし、息子のお嫁さんかもしれません。元気なうちから、みんなで、笑って、仲良く、元気でいてください。わ:このカルタが笑いのネタに役立ちますように。

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